宮城県の北東部。石巻市と女川町に属する牡鹿半島(おしかはんとう)。
目に飛び込んでくるのは、緑豊かな山々に、群青の海。
美しい自然に抱かれた海岸部の多くは、三陸復興国立公園に指定されています。
牡鹿半島を縦断するメイン道路から横道に入れば、
永い年月をかけてつくられた大小さまざまな入江が点在。
「浜」と呼ばれる小さな漁村の暮らしが、今もなお息づいています。
伊達政宗の命を受けた使節団がヨーロッパへ出航したと伝わる「月浦」。
敵襲に備えて仙台藩が見張り台を設置していた「御番所」。
太平洋の南に向かって突き出した牡鹿半島は、古くから海の「外」を見てきた歴史ある場所です。
もちろん半島の暮らしに漁業は欠かせません。
世界三大漁場・金華山沖には大型漁船が行き来し、地形を生かした沿岸漁業も盛ん。
沿岸部では、季節ごとに漁法や船の装備を変える小型漁船漁業のほか、
牡蠣、ワカメ、ホヤ、ホタテなどの養殖が盛んに行われ、たくさんの人が海と共に生きています。
牡鹿半島で働くフィッシャーマンの拠点が「TRITON OSHIKA」。
2022年6月に、荻浜から給分浜に引っ越しをしました。
コンビニまでは徒歩3分。
買い物スポットが少ない牡鹿半島において、生活がより便利になりました。
「TRITON OSHIKA」の横にある長い坂道をくだれば、
塩蔵ワカメの生産量日本一を誇る小渕浜。
3〜5月のワカメの時期は、あちこちで湯気が立ち上り、
一年でいちばん賑やかなシーズンになります。
捕鯨基地がある鮎川も、ホヤの聖地・鮫浦湾も、
牡蠣養殖が盛んな荻浜も、いずれも車で10分と好アクセス。
シーズンごとにいろいろな浜で、漁業に挑戦することもできます。